シナリオテスト設計の流れ
このページでは、基本的なシナリオテストの設計の流れを説明します。
テスト設計の流れ
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シナリオテスト設計書を作成する
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シナリオの一連の手順を洗い出す
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ステップ毎の因子・水準と、期待値を記入する
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シナリオパターンに名前を付ける
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シナリオパターンごとに、どの要素を利用するか選択する
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CATにテスト仕様書を登録する
2. シナリオの一連の手順を洗い出す
次は、シナリオの一連の手順を洗い出します。
手順は、フェーズ(テスト工程)とステップの2つの入力項目があります。フェーズがステップをまとめるカテゴリの役割です。
フェーズとステップは、ツリー形式で入力していきます。
ツリー形式の使い方:
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ツリーのノード(フェーズ、ステップ)にフォーカスした状態で、Enterキーを押すと、新しいノードを追加できます。
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フェーズノードにフォーカスした状態でTabキーを押すと、ステップノードに変わります。Shift + Tabキーを押すと、フェーズノードに戻ります。
マウス操作でノードに対する操作を実行することも可能です。
3. ステップ毎の因子・水準と、期待値を記入する
手順(フェーズ、ステップ)を洗い出せたら、次はステップごとの因子・水準、確認項目・期待値の一覧を記載していきます。
因子・水準、確認項目・期待値も、ツリー形式で入力していきます。
ツリー形式の使い方:
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ステップノードにフォーカスした状態で、Enterキーを押してノードを作成します。そして、Tabキーを押すと、因子ノードが追加できます。同様の手順で因子ノードの下に、水準ノードが追加できます。
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因子ノードでCtrl + mキーを押すか、ノード右部の変換アイコンを押すと、因子ノードを確認項目ノードに変換できます。
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ノードのテキストが空の状態でBackspaceキーを押すと、ノードを削除できます。
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Deleteキーを押すと、次のノードを削除できます。
これで、シナリオに登場する要素の一覧(手順、因子・水準、確認項目・期待値)が定義できました。
4. シナリオパターンに名前を付ける
次にシナリオパターンを定義していきます。
「サブシナリオ1」などの列名は編集可能です。ここにはパターンの名前を入力します。名前を付けることで、何を検証しているパターンなのか、わかりやすくなります。
5. シナリオパターンごとに、どの要素を利用するか選択する
シナリオのパターンに名前を付けたら、シナリオパターンごとにどの要素(手順、因子・水準、期待値)を利用するのか、選択していきます。
セルにフォーカスをあてて、クリックすると選択できます。
6. CATにテスト仕様書を登録する
シナリオテスト設計書が完成したら、ステータスを変更します。 ステータスは「アウトライン設計」→「詳細設計」→「レビュー」→「終了」の順になっています。
ステータスが「終了」になると、テスト設計書をCATへアップロードして、テスト実行管理ができます。
CATへアップロードした際の、TDのテスト設計書の項目とCATのテスト仕様書の列の対応は以下の通りです。
No | TDテスト設計書の項目 | CATテスト仕様書の列 | 記載例 |
---|---|---|---|
1 |
サブシナリオ |
サブシナリオ名 |
通常の注文の流れを確認する |
2 |
フェーズ |
フェーズ |
フェーズ:ログイン・商品をカートにいれる・カート内容を注文する。 |
3 |
ステップ |
ステップ |
URL : ***jpにアクセスする・商品サムネイルをクリックし、詳細ページに遷移する |
4 |
因子 |
パターン |
因子:入力された商品の個数 |
5 |
確認項目 |
確認項目 |
ログイン処理が正常に行われることを確認する |
6 |
期待値 |
期待値 実行結果 |
期待値 : ログインが成功し、TOPページが表示されること |
7 |
備考 |
備考 |
ログインした状態で実行すること |